2023/04/14
「私」を測量する
自己評価ほど、むずかしいものはありません。
「ほんとうの私」を正しく知れば、そこからさらに大きく飛躍することができます。
客観的に自分を見つめ、自分と正面から向き合うのは、なぜか照れくさい。しかも、かなり勇気も要ります。自尊心の強い人は、なかなか裸の自分をさらすことができません。
人間には長所も短所もあります。自分の短所も自分の一部です。それを受け入れ、正直に自分の姿を見つめてみましょう。
この図をよく眺めて下さい。
あなたの「私」は、いまどのあたりに位置していますか?
たとえば自己評価が低い人の場合、謙虚で我慢強いのがプラス面ですが、同時に自主性がない、周囲に気を使いすぎるというマイナス面もあります。また、高い人にはご覧のように、高慢、横柄、自信過剰など、よほど気をつけなければいけない反省点が多いのも事実です。
いちばん知っているはずの「私」の評価が高すぎたり、低すぎたりするなら、どんどん本来の自分から遠ざかり、自分を失ってしまいます。
単位は、個人だけでなく、企業や国家にもあてはまります。
マトリックス図は、むしろ政界、経済界でも大いに活用して頂きたいと願って描きました。
すべてがグローバルにつながり、猛スピードで変化をしていくなかで、自国についての評価も変化していかなければなりません。騒がず、耐え忍び、最後にはすべてを受け入れるのは日本人の美徳でした。でも、裏を返せば、責任回避、言いわけ、へつらい、など、迎合しておけばよいという、その場限りの態度を改めなければ、世界をリードする国として都合よく使われることはあっても、尊敬はされません。
地図に測量の原点があるように、「私」のスタート地点を分析し、未来図を作製してみましょう。正直、勇気、チャレンジ、色々なインタンジブル力を使って試してみて下さい。
あなたは、自分から逃げない、目をつぶらない。
現実を受け入れる。
そうすれば、自分を愛することができる。
さらには、自分以外の人を愛することもできる。
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