「箱思考」のすすめ

あなたの机の上に、1枚の紙と箱を置いてみて下さい。どんな箱でもけっこうです。 風が吹くと紙は舞い上がり飛んで行ってしまいますね。でも箱はどうですか? すこし位置がずれても飛ぶことはありません。 箱の中身が充実していれればいるほど、どっしりとして動きません。 

 2辺からなる紙には何も入れることができません。風呂敷のように使えば、なにかひとつは包むことができるでしょう。しかし、この2辺に奥行きを足せば6面体の箱になります。さらに、引き出しがあれば整理もしておけます。この立体空間は使う人の工夫でいかようにも自由に使えます。その使い方にその人の個性や考え方がかならず出てくるものです。

 まず、あなたが用意した箱を眺めてみましょう。いろいろなものがギッシリです。1段目は鍵のかかった引き出し。そのなかには、宝石や銀行の通帳、カギ、財布、お金を入れるでしょう。2段目には薬、生活必需品など、つまり、見える(タンジブル)ものばかり・・。

 でも、あなたは気づいていませんが、3段目以下には、じつは「見えない(インタンジブル)価値あるもの」もいっぱい詰まっているはずです。まず意志、知識、知恵、品格、思想、信用、責任などなど、人間としてかかせないものばかりです。さらに苦い経験、失敗、恥、人前で話せないような、隠していたいものもあるはずです。 見えるものを「タンジブル」見えないものを「インタンジブル」と名付けています。大切なキーワードです。見えない空間にその二つを詰めてきたのはあなた。箱は、ほかならぬあなた自身なのです。 紙思考と箱思考

箱の中の詰め物は、たまに点検して、整理したほうが良いですよ。そしてついでに掃除をします。開けたら何もなかったということもあります。空っぽで引き出しはガラガラ、あるべきものがなく、不要なものばかり。これは危険信号です。

「小引だしのたくさんある人」という言葉を聴きますが、いろいろなモノを整理していらないものは捨て、処理しているので、いざという時にすぐ箱からとりだして目前の出来事に迅速に対処できる人のことですね。ハサミや爪切りだけの問題ではありません。事故やまずい人間関係で衝突した時、業績が思わしくない時など、見えない詰め物を引き出してきます。日々、これを習慣化していると、困ったときに有効に働くことでしょう。

散歩していると、自動車の修理屋さんがあります。何と綺麗に整頓されているか、いつも見とれています。「ああ、ここにお修理を出せば安心だ」と思います。職場の整頓は信用を呼びおこします。あなたのガレージはどうですか?使わないタイヤ、段ボール、壊れた机、テレビや乗らない自転車などが、積みあがっていないでしょうね。冷蔵の中に、賞味期限の切れた瓶モノ、しおれた野菜、カビの生えたタッパーの中味などが入っていたりして。

家庭も会社もあなた自身も大きさや形が違っても箱なのだと想像してみて下さい。「箱思考」を基本のツールとすれば、実体が見えてきます。どんなものを詰め込んでいるのか、いちど引き出しを開けて総点検してみましょう。

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プロフィール

山川 和子

Author:山川 和子
世界的ブランド「フェイラー」創業者 山川和子が起業家になりたいあなたへ「私の経験」から語れることをお伝えしましょう。

ビジネス成功へのキーワード「インタンジブル」(無形の力)を使って理論的、かつ実践的に学び、「成熟した人格」「感動的な人生を送るための手腕」「文化的な富裕」を同時に身に着けられることでしょう。

  <独ホーエンベルク>
YSH山川高齢者施設財団
「住みよい街」ホーエンベルク財団

日独で執筆&講演活動中 

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