チャレンジ「するか」「しないか」は決定的な分かれ目

あなたの錯信帯(さくしんたい)は短くなりましたか? 意思決定の2つ方法を使えば、チャレンジ力を高め、あなたの前に新たなシチュエーションを開くことができます。(錯信帯、続、錯信帯、意思決定を参照してください)
子供も、大人も老人も、自分の置かれた環境、職場、家庭、学校で事の大小にかかわらず、一生、チャレンジし続けます。いや、せずにはいられない宿命です。

チャレンジしないと何も得られず、後悔が残ります。チャレンジしたなら、たとえ失敗してもそこから得るものは多く、後悔は小さくてすみます。チャレンジャーは人目を気にしません。批判にも揺らぎません。頼るのは自分の意志と情熱、持続力です。だから、まさしく孤独な実力主義者なのです。

チャレンジャーはやみくもに走り出したり、あわてて無茶な挑戦をしたりしません。一気呵成にエネルギーを出す人もいれば、コツコツ時間をかけて静かにエネルギーを燃やす人もいますが、いずれにしてもチャレンジャーは用意周到で、慎重なのです。希望的目標をしっかり立て、手段を充分に検討し、可能性を冷静に見つめ、判断したうえ、目標に向かって全力投球します。

人生で、厳しい環境に立たされた時、何かを失った時、「悪い結果を受け入れる」「耐えて待つ」「過去を捨てる」これもチャレンジです。あなたがそう決めた瞬間から、ネガティブな状況をポジティブなものに変えることができるインタンジブルパワーが動きはじめるのです。この素晴らしい力を無駄にため込まないで、エネルギーに変え、使わないと何ともったいない。

若いアスリートや発明家、発見者、芸術、文化、医学、すべてのジャンルで挑戦するチャレンジャーは、成功への階段を駆け上りたいから努力するのではありません。本心は、希望的目標へ向かう階段を登りたいのです。メダルや評判、名声より、掲げた目標に近づいたかが大切なのです。自分の力を試した結果に一喜一憂があっても、あっさり手放し、いつまでもくどくどと結果に振り回されません。なぜなら次に挑む目標があるからです。

チャレンジャーは一度や二度で挫折しません。これこそ、チャレンジする精神だと思います。
チャレンジャーが立派なのは、他の人に、社会に、世界に喜びをもたらすことです。幸せを運び、生活を便利に、快適にし、つぎのジェネレーションに、夢と希望をもたらします。

いったい、チャレンジャーは何に触発されてチャレンジしようとするのか、その要因はどこにあるのでしょう? 楽しいことに挑戦してみようというのも、そのひとつですが、案外、みなさんが気づかない、考えもしないことが、奮発の材料になっているのです。それは「目の前に立ちはだかる困難」、例えば、不便、不衛生、不足、不健康、不快、欠乏、未達成、悪い環境、病気、などマイナスの要因を乗り越え、そこからなんとか脱却しようとして、すべての情熱を注ぎます。まるで、天から与えられた仕事みたい!
チャレンジ
不便な日常生活から解放されるために家電製品が、不衛生、不健康、病原菌から生命を守るためにペニシリンや医薬品、医療機器が、快速を求めて乗り物が、エネルギーの欠乏から原子力が、など、マイナスの要因を乗り越えんがためにチャレンジします。プラスとマイナスの逆説的な結びつきです。新たな可能性を生むパラドックスとも言えます。

チャレンジするエネルギーは外からは見えない内に秘めたインタンイブルな力ですが、その力を取り出して可能ならしめるには、ここで唯一タンジブルな力に登場してもらわねばなりません。それは「お金」です。これが大きな力を発揮するのです。国や自治体、団体、企業は資金を出しチャレンジャーの目的を実現させるため、援助、融資することができます。これはお金の最もふさわしい手段としての出番です。おカネは物と交換する手段だけではありません。やる気でいる若い人、アントレプレナーたちに個人的にも応援することができます。さらに、教育、環境、情報、など与えるものは多々あります。

チャレンジャーたちのおかげで、寿命を伸ばしてもらい、楽しく快適な日々を送らせてもらっている私たちは、感謝の気持ちを忘れてはなりませんね。

過去に不可能であったことも
いま、チャレンジすることによって
未来の可能性が拓ける

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プロフィール

山川 和子

Author:山川 和子
世界的ブランド「フェイラー」創業者 山川和子が起業家になりたいあなたへ「私の経験」から語れることをお伝えしましょう。

ビジネス成功へのキーワード「インタンジブル」(無形の力)を使って理論的、かつ実践的に学び、「成熟した人格」「感動的な人生を送るための手腕」「文化的な富裕」を同時に身に着けられることでしょう。

  <独ホーエンベルク>
YSH山川高齢者施設財団
「住みよい街」ホーエンベルク財団

日独で執筆&講演活動中 

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