私の漢方薬

「うちの社長は部下の持ってくる情報を、いつも、間違っていると言って聞き入れない」 
「お母さんは依怙地になって自分の意見を通そうとするからお父さんといつもケンカ」 
「彼女は思い込みが激しくて、ぼくのいう事を絶対信じてくれない」 

・ 凝り固まった考えから一歩も出ず、頭はがちがち
・ 人に頑固とレッテルを張られ、正しいと思い込んで自信を持ちすぎ、得られるものを逃す
・ 他の人の意見を否定してばかりいるので、良いことを教えてもらえなくなる
情報過多に振り回され、タイミングを逸して、新しい方法を取り入れそこなう
・ 思い込みが激しくて、良い人を悪い人と、決めつける
前例だけを頼り、改革をしないから現状を後退させる
先入観が強すぎ依怙地になって人間関係を損ねる
・ 偉い人が、先生が言うのだから間違いないと思い込む
・ 信じ切ってしまい、他人の行為や考え方に否定的な意見をしてしまう。
 
障害物とは2

これ全部、私の経験をしたことを羅列しました。あなたも、同じような経験があるでしょう。社長や上司やお父さんもお母さんも「嫌われたくない」のに、ついついこれらの固定観念を抱いてしまいがちです。
人間は生きてゆくうちに、どんどん障害物を頭の中に詰め込んで、あるべき素直な状態から、自分を呪縛して、がんじがらめにします。そのさまは、ガムテープで縦、横十文字にテーピングした箱のようにがちがち状態です。子供の頭が柔軟なのは、先入観や固定観念を植え付けていないからです。
思い込み、先入観、固定観念、錯覚、外部の情報、教育、環境、経験など、原因は知らぬ間に刷り込まれ洗脳され、さらに、両親や目上の影響や、友達からの感化で、考え方が凝り固まっていきます。
人間は生まれてから障害物競走のグラウンドに立たされます。あなたの頭、あなたの心の中にあなた自身が詰め込んだ障害物。これは見えない「悪いインタンジブル・パワー」です。あなたを支配する力を持っています。障害物は外部から誰も取り除いてくれません。つける薬もありません。あっても即効性はなし。漢方薬のようにゆっくり時間がかかります。
無理に障害物に蓋をしたり、強制的に直そうとせず、理由や原因を突き止め、なぜそうなったか深く掘り下げて、理解したうえで排除する。

<私の漢方薬>
「相手のいう事をよく聞き」
「物や人をよく見て」
「決断する前に、間を取り」
「人とは距離を置いて眺め」
「自分が一番正しいと思わず」
「自信過剰にならない」
「なるほどとうなずく回数をふやす」

3歩すすんで2歩後退のペースです。さほどの苦労なく、効果がじわじわ出てきます。
組織や家族の中で、嫌われない自分になれるのならこの薬を試してみてはいかがですか。
そんな漢方薬、効かないよというならば、あなたの障害物はなくなりません。あなたにつける薬なし!

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勇気は「気」

勇気はインタンジブルなエネルギー。それは、いったいどこから出てくるのでしょう。 
このエネルギーはどんなもので、どのような作用や効果をもたらすのか。それを知っておけば、あなたは勇者となって成功をつかむかもしれません。

はじめてエベレストに初登頂を果したヒラリー卿や、大西洋を単発の飛行機で横断したリンドバーグのような偉大な冒険家から、身近なところでは、愛する気持ちをドキドキしながら恋人に打ち明ける人、ぬるぬると気持ち悪いタコやイカ、あたれば死ぬという河豚(ふぐ)を初めて食べた人、難関な試験にトライする学生さん、業績の悪い会社をさっと縮小させる社長さん、妻に、おこづかいの賃上げを迫るお父さん・・考えてみると生きていくうえで、勇気を出さなくてはならない場面が何と多いことかに驚かされます。

まして、昨今の世界の状況の中では生死をかけて勇気だけを頼りに生き抜く人々の数は想像を絶するほどに増加しているに違いありません。

では、いったい勇気とは?

〇 まわりの人が不安や恐れ、恥ずかしさを感じ行動にうつさないことを積極的にやる気力
〇 失敗を恐れず目的に向かって全力をかける意志の強さ
〇 結果を問わず、未知のゴールに向かって自分を奮い立たせるエネルギー
〇 人に背中を押されたり、受け身や義務感ではなく、自発的なもの
希望的目標2
これを理解するとすべての人が成功に向かう勇者になれるはずです。それなのに、エネルギーを何のために使うのか、その目的さえ立てていない人がほとんどです。順風満帆でないと船を出航させたくないと思っているなら、あなたは甘えん坊で、スポイルされています。一気呵成に出さなくても、準備万端整えてあなたのペースで、静かに出しても良いのです。覚悟を決めて出すエネルギーですから勇者は焦りません。

さて、経営となると、経営者に求められる資質の筆頭に来るのは、勇気ある人=チャレンジャーであると思います。全員を指揮するうえで、トップに立つ人が不安を持ち、失敗を怖がっていては、人はついてきません。むしろチャレンジしないで残る後悔は一生ついてまわり、まわりを不幸にします。精神的には苦い傷を残し、勇気をもってチャレンジするなら失敗したとしてもそこから学ぶものは絶大です。さもなければ、それさえ手に入りません。

生きていく上でも、経営する上でも、もう打つ手がないと追いつめられた時、行き詰まってしまった時、ほんとうに打つべき最後の手はないのでしょうか。
あります。
勇気です。

「方向転換する勇気」「原点に戻す勇気」「過去を捨てる有機」「悪い結果を受け入れる勇気」「待つ勇気」「閉店、縮小、撤退する勇気」など、これらは決してネガティブな勇気ではありません。さらなる次のステップに踏み出すための一歩なのです。

あなたが、「メンツにかかわる」「格好が悪い」「恥ずかしい」「人より劣る」などと考えるなら、常に、人を対象に物事を考える癖がついています。自分の考えを中心に、自分の意志で決定すれば、勇気とともに、自信もついていきます。人の勇気にのっかるなんてそれこそ、恥知らず、格好が悪い人の代表格です。

参考までに、ホームページのエッセイの「赤ちゃんと椿姫」を合わせてお読みください。
勇気について書いています。
http://monterivie.com/exercise_course_61.html



「箱思考」のすすめ

あなたの机の上に、1枚の紙と箱を置いてみて下さい。どんな箱でもけっこうです。 風が吹くと紙は舞い上がり飛んで行ってしまいますね。でも箱はどうですか? すこし位置がずれても飛ぶことはありません。 箱の中身が充実していれればいるほど、どっしりとして動きません。 

 2辺からなる紙には何も入れることができません。風呂敷のように使えば、なにかひとつは包むことができるでしょう。しかし、この2辺に奥行きを足せば6面体の箱になります。さらに、引き出しがあれば整理もしておけます。この立体空間は使う人の工夫でいかようにも自由に使えます。その使い方にその人の個性や考え方がかならず出てくるものです。

 まず、あなたが用意した箱を眺めてみましょう。いろいろなものがギッシリです。1段目は鍵のかかった引き出し。そのなかには、宝石や銀行の通帳、カギ、財布、お金を入れるでしょう。2段目には薬、生活必需品など、つまり、見える(タンジブル)ものばかり・・。

 でも、あなたは気づいていませんが、3段目以下には、じつは「見えない(インタンジブル)価値あるもの」もいっぱい詰まっているはずです。まず意志、知識、知恵、品格、思想、信用、責任などなど、人間としてかかせないものばかりです。さらに苦い経験、失敗、恥、人前で話せないような、隠していたいものもあるはずです。 見えるものを「タンジブル」見えないものを「インタンジブル」と名付けています。大切なキーワードです。見えない空間にその二つを詰めてきたのはあなた。箱は、ほかならぬあなた自身なのです。 紙思考と箱思考

箱の中の詰め物は、たまに点検して、整理したほうが良いですよ。そしてついでに掃除をします。開けたら何もなかったということもあります。空っぽで引き出しはガラガラ、あるべきものがなく、不要なものばかり。これは危険信号です。

「小引だしのたくさんある人」という言葉を聴きますが、いろいろなモノを整理していらないものは捨て、処理しているので、いざという時にすぐ箱からとりだして目前の出来事に迅速に対処できる人のことですね。ハサミや爪切りだけの問題ではありません。事故やまずい人間関係で衝突した時、業績が思わしくない時など、見えない詰め物を引き出してきます。日々、これを習慣化していると、困ったときに有効に働くことでしょう。

散歩していると、自動車の修理屋さんがあります。何と綺麗に整頓されているか、いつも見とれています。「ああ、ここにお修理を出せば安心だ」と思います。職場の整頓は信用を呼びおこします。あなたのガレージはどうですか?使わないタイヤ、段ボール、壊れた机、テレビや乗らない自転車などが、積みあがっていないでしょうね。冷蔵の中に、賞味期限の切れた瓶モノ、しおれた野菜、カビの生えたタッパーの中味などが入っていたりして。

家庭も会社もあなた自身も大きさや形が違っても箱なのだと想像してみて下さい。「箱思考」を基本のツールとすれば、実体が見えてきます。どんなものを詰め込んでいるのか、いちど引き出しを開けて総点検してみましょう。

ゼロをスプリングボードにする

ご存じの方もいらっしゃるでしょうか。
世界の大企業Amazonのジェフ・べゾスCEOはオンライン書店から出発し、ビジネスを立ち上げた時は自宅のガレージだったそうです。
みなさんのキッチンにあるタッパーウウェアーの創業者サイラス・タッパーも、最初はホームパーティーの場を借りてお客さまに売っていたそうです。
ラルフ・ローレンは、ニューヨークのブロンクスに貧しい移民のユダヤ人として生まれました。いつも兄弟のおさがりの服ばかりで、買ってもらうことがなかったそうです。服飾業界のキングも「ゼロ以下」からスタートしています。
世界的に成功した人たちが「ゼロ」からスタートしたと聞いて、信じられないような話であっても励まされます。このような話は枚挙に暇(いとま)がありません。
いずれもスタートラインは小さな規模で、可能性のある範囲から出発しています。卵型の0(ゼロ)がどう転がるかわかりません。無理せず、着実にやるしかありません。でも、やると決めたらやる!
成功した人たちの意志は強いのです。
起業家は怖がりません。もし、怖がる人は、早く成功し、早くお金を得たいとあせるからです。人に成功した姿を見せたい、そんな思いは不純です。他人の目など気にしてはいけません。それを考えるのなら成功は遠のくばかりです。大切なのは自分の強い信念であり意思力です。心理的な負担になるようなマイナスのエネルギーをかかえてのスタートは、よくありません。
いつまでにという期限も決めません。焦りはつまずきのもとです。結果を早く得ようという思いだけで、ビジョンもなく、具体的に目標設定もせず、やみくもに思いだけで走り出さないでください。
意志が強いのは、ビジョンがしっかり掲げられているからです。これなくして、どうして企業を立ち上げることができるでしょう。海図を持たず船は出航できせません。「資本金があるから、さあ、何かやろうか」と言うわけにはいきません。そんなことでは、海上を漂流するばかりでどの島にたどり着けません。
ビジョンについては後に微に入り、細をうがって説明します。理論的にビジョンの持つ力を知ったうえで実践に結び付ける。これを実行することにより、0(ゼロ)から1へ、より確実性をもって近づくことができます。
起業家の背中には苦労がどっかり乗かっています。でも、この人たちは苦労を苦労とは思っていません。自分がどれほどの忍耐力と情熱をもって掲げたビジョンに向かうか、自分の可能性を試しているのです。この苦労は向かい風で飛ぶ凧や飛行機のようなものです。
ある統計によれば、世界に2604人のビリオネア(億万長者)がいるそうです。そのうちの55・8%が、自分の力で、まったくの0から立ち上げたそうです。今の世は男女関係なく、健康でビジョンがしっかりあって、勇気があれば成功の可能性はすべての人の上に平等にあります。あなたはビリオネアになれるかもしれません。起業家にとって「ノー」という言葉はふさわしくありません。

条件「ととのわず」は、よい条件

インタンジブルの本

ビジネスにはかくあるべしという決まった方程式はありません。

まだ20歳代だった私と、50歳にしてすべてを捨ててフランスから来日して結婚。日本で初めてビジネスをスタートさせた私たちの例を想像してみて下さい。若いお嬢さまと中年のガイジン。経営とは縁の遠い二人三脚の出発でした。

お金なし、コネなし、オフィスもなし。ゼロ=無、が出発点です。ゼロはつるつるの卵型の数字。どちらにも転びます。だから面白い。0がなければ1が存在しない。だからゼロはスタートにはいい数字です。赤ちゃんのように無限の可能性を秘めています。これは東洋的な考え方かもしれませんが、ビジネスを始めるにおいて役に立つ思想だと思います。理論や計算のとおりにはいきません。

いっぽう、ユダヤの聖典タルムードには「ゼロから1までの距離は、1から1000までの距離より長い」と書かれています。ビジネスを実践するうえで、これほどの真実もまたありません。
条件がととのっていないのは、いい条件であるとも言えます。起業家がスタートするにあたり、何もかもが足りていたら努力はしないでしょう。

ゼロから1は努力の踏み台です。
特にこの時期の努力が後の礎(いしづえ)となります。

いまから60年前、ファックス、コンピュータ、CADやコピー機もない時代に手探りで、手作りでビジネスを始めたころが、最もエネルギーを必要とした時期でした。かいた汗の量、流した涙、失敗、無知であることさえ、後々、おカネに換えられない「富」となりました。この「富」は見えないところに隠された力となったのです。これを私は「インタンジブル・バリュー」(見えない価値)と名付けています。

資本金がたくさんある人には外観が大切でしょう。体裁を整えるでしょう。でも私たちのように何もないと外観も体裁など考えもつきません。そして、経験上、外観などあとで出来上がってくるものと思います。それが身に合った外観と言うことです。大きすぎず、小さすぎず、実力に見合うものでなくてはなりません。

50年近くのビジネスの経験で得た私のゆるぎない信念は、「無形の力」(インタンジブル)が有形なものを(タンジブル)を支えている」ということです。ビジネスも、政治もあらゆる業界で、物とお金だけが評価されます。それらが永遠であると信じ込む人は一人前の大人ではありません。でも世の中にはこういう人が多いのです。有頂天になると何も見えません。「見えるものだけを価値」とし、「見えないもの」をないがしろにする人は、いずれ危険な目にあいます。

40年間の経営で、どのようにしてインタンジブルな力を使い、ビジネスを成功に導いたか、ゆっくり時間をかけて説明してゆきたいと思います。ビジネスだけでなくても、生きる上でもお役に立てると思います。

プロフィール

山川 和子

Author:山川 和子
世界的ブランド「フェイラー」創業者 山川和子が起業家になりたいあなたへ「私の経験」から語れることをお伝えしましょう。

ビジネス成功へのキーワード「インタンジブル」(無形の力)を使って理論的、かつ実践的に学び、「成熟した人格」「感動的な人生を送るための手腕」「文化的な富裕」を同時に身に着けられることでしょう。

  <独ホーエンベルク>
YSH山川高齢者施設財団
「住みよい街」ホーエンベルク財団

日独で執筆&講演活動中 

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